弊学を終了して僕の最終学歴が法学修士になったため、分類が法文系になりました。もう僕はエンジニアを名乗らなくてよくなりました。肩の荷が滅茶苦茶下りた感じ。もう誰かに無理な事を言われた時に「出来ない理由」を納得させなくても断れる。でも、どうしてこんな世の中になっちゃったんですかね。
エンジニアって、誰かの「無理」を可能にする職業だと思ってて、それに異論はないんですよ。でも、この15年ほど、この職業に対するリスペクトが完全に失われているように感じます。どんな無茶でも要求には100%応えて当たり前、感謝は一切されない。出来なければ石を投げられ、全責任を負わされる。発言権はゼロ。何を言っても聞いて貰えない。僕はそういうのが本当に嫌で、30からの10年間、法律を学んできたわけです。効果は抜群でしたね。僕はもうエンジニアに戻らないし、戻れない。法務として生きていくでしょう。それはそれで良かったんですけど、今まで受けてきた仕打ちは一体なんだったんだろうという釈然としないものは依然として僕の中に残ってます。