アレはとうとう消えてしまったか。他に相談する相手もいなかったのだろう。本来、相談者の役割を僕が担っていたのだが、2度に渡ってのしくじり、しかも2度目は絶対に越えてはいけないラインを越えられてしまったので、ああするしかなかった。あのライン越えを許容した関係など、維持できない。せめてもの救いは、あのしくじり先が僕だった事だろう。違う誰かへ向けていたら、取り返しのつかない傷をつけてしまっていたかも知れない。そうならずに済んだ。
7144民向け